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SEOの初歩の初歩(第2回)

検索サイトの評価基準

SEOに関して解説をしているサイトはいろいろあると思いますが、今回は、検索サイトが「利用者に役立つ」サイトを判断する基準に関して書いてみたいと思います。

※検索のアルゴリズム(方法・仕組み)に関しては、非公式ですので、予想を踏まえて書いていることをご了承ください。


検索サイトは、利用者があるキーワードを入れたときに、その「キーワードに合致」した「役に立つサイト」を探すことになります。すなわち、

  • キーワードに関連する内容が書いてあるかどうか?
  • 役に立つサイトかどうか?

を評価する必要があります。これらの2つの評価を総合的に判断して、検索結果の順位を決めていきます。


今回は、このうち「キーワードに関連する内容が書いてあるかどうか?」についてコラムで書こうと思います。



キーワードに関連する内容が書いてあるかどうか?

キーワードに関連する内容が書いてあるかどうかは、単純に考えると「キーワード」が含まれているかどうかを調べることになります。ですが、そのキーワードが該当ページにとって重要なものかどうかが違いますので、次のような考え方で、キーワードに関連する内容に触れているサイトかどうかを見ていきます。


タイトルや見出しに使われているかどうか?

次の2つの文章のうち、より「中小企業診断士」について書いているのはどちらでしょうか?(ぱっと見て判断してください)


サンプル1 サンプル2

就職に役立つ資格

中小企業診断士の資格は、経営理論、財務会計、マーケティングなどの専門知識を身につけることができます。

中小企業診断士

中小企業診断士の資格は、経営理論、財務会計、マーケティングなどの専門知識を身につけることができます。


サンプル2だと思ったのではないでしょうか?

どちらも、文章の中身は同じですので、どちらも「中小企業診断士」の資格について書いています。ですが、サンプル2では、見出しが「中小企業診断士」になっているので、サンプル2のほうが、この内容を書いているように思えます。

検索サイトも同じように考えます。つまり、タイトルや見出しになっている文章にキーワードが含まれていれば、そのページは、よりキーワードに合致した内容が書いてあると判断します。


他のページからどのようにリンクされているか?

次の2つのリンクのうち、より「中小企業診断士」について書いてあるリンク先はどちらでしょうか?


サンプル1 サンプル2
中小企業診断士のページへ コンサルティングメニュー


明らかにサンプル1ですよね。このように他のページからリンクされているときに、キーワードが含まれていれば、リンク先のページは、よりキーワードに合致したサイトというふうに判断されます。


有名な事例として「出口」というキーワードでの検索結果があります。「出口」で検索すると1位はYahoo! Japanになります。これはアダルトサイトなどの入り口ページで年齢確認をする際に、条件を満たさない場合のリンクを「出口」という名前にして、リンク先をYahoo! Japanにしているサイトが多いため、検索サイトはYahoo! Japanには「出口」について書いてあると判断しているからです。


その他

他にもいろいろな判断基準があると言われています。具体的には、

  • キーワードの出現回数、出現割合
  • キーワードの出現位置(前のほうに出たほうが重要)

などです。



サイトのテーマと言われます

さて、このように検索サイトでは、キーワードの有無だけではなく、重要度を判断しています。Googleの場合、「ウェブマスターツール」を使って、サイトを登録しておくことで、「サイトのテーマ」と言う形で確認することができます。詳しい説明は今回のコラムでいずれしようと思いますが、もし、この結果が、SEO対策したいキーワードと異なる場合には、文章の書き方を見直す必要があるかもしれません。



次回

もう一つの判断基準「役に立つサイトかどうか?」の判断基準について解説しようと思います。




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松田ITサポート室 室長

中小企業診断士・松田充敏
中小企業診断士
まつだ みつとし
松田 充敏

こんにちは。IT・Web技術者&中小企業診断士の松田です。神奈川(横浜)を中心に活動中です。

中小企業様向けのホームページやIT活用のためのコンサルティング、Web関係のアプリケーション製作、セミナー講師などを行っています。

毎日ブログも書いておりますので、よろしければご覧になってください。