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Webで使えるキャッチコピーを考える(最終回)

キャッチコピーの考察は今回で最終回です。今回は、Webに限らず、人の興味や関心を惹きつける文章の特徴についてです。



性能ではなく、シチュエーションに問いかけよう

今年のヒット商品に「針なしステープラー 」というものがあります。

最近、私はこの商品を入手したのですが、いくつかのキャッチコピーの中の一つに関心を持ったからです。キャッチコピーは、

  • 針を使わず紙をとじる
  • そのままシュレッダー、そのまま廃棄
  • 補充の手間なし、省資源でエコロジー&エコノミー

といったもので、私が関心を持ったのは2番目の「そのままシュレッダー、そのまま廃棄」というキャッチコピーです。なぜなら、日頃からホッチキスで留めた書類をシュレッダーに入れるときに煩わしさを感じていたからです。


他の例としては、自動車保険のCMなどで「そろそろ更新はがきが届いていませんか?その保険料安くなるかもしれません。」などといったフレーズも、ちょうど自動車保険の更新をしなくちゃいけないなぁと思っている人が聞くと、反応を起こしやすくなります。


このように、キャッチコピーを見ている人が潜在的に気になっているシチュエーションに問いかけることで、反応を起こしやすくなります。



定番のテクニック

よく女性は「限定○○に弱い」ということをいいますよね。このように、キャッチコピーにこのような文字をつけることで、反応率を高くすることができます。いくつか例を挙げると、

  • 完全~
  • 最新~
  • 本気ではじめる~
  • 本当は知らない~
  • 限定~

などになります



まとめ

以上、今回のコラムでは「Webで使えるキャッチコピー」を考えてみました。いろいろとテクニックはありますが、基本は、キャッチコピーを見た人のTPOに合わせた文章を書けるかどうかがポイントになると思います。

今、使用中のキャッチコピーを少し見直してみてはどうでしょうか?




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松田ITサポート室 室長

中小企業診断士・松田充敏
中小企業診断士
まつだ みつとし
松田 充敏

こんにちは。IT・Web技術者&中小企業診断士の松田です。神奈川(横浜)を中心に活動中です。

中小企業様向けのホームページやIT活用のためのコンサルティング、Web関係のアプリケーション製作、セミナー講師などを行っています。

毎日ブログも書いておりますので、よろしければご覧になってください。