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インターネットってなんだ?(第4回)

メールの仕組みは私書箱

メールは多くの方が利用されていると思います。今回はそんな電子メールの仕組みを解説します。

電子メールの仕組みを理解するに際して、必要なものが2つあります。


メール受信サーバ

メールを受信し、受け取ったメールを保管しているサーバです。実際の世界での私書箱と一緒だと思ってもらえるといいです。送ったメールはこのメール受信サーバに届きます。

PCからメールを利用する利用者はこの受信サーバに定期的にアクセスして、新着メールがないかどうかを確認することになります。携帯電話のメールも基本的に同じ仕組みですが、受信サーバにメールが届いた際に、携帯電話にそのメールを届けるので、メールが届くたびに、携帯電話に送られてきます。


メール送信サーバ

メールを送信するためのサーバです。このサーバにメールに必要な情報を送ると、あて先の受信メールサーバにメールを届けてくれます。メールソフトで「送信」ボタンを押した場合、この送信サーバに対して情報を送っていることになります。(PCにあるメールソフトが、相手のサーバに届けているわけではありません)




メールソフトの設定

上記の仕組みが分かると、これまで言われたとおりに書いていたメールソフトの設定の意味が分かってきます。


・電子メールアドレス

メールアドレスです。受信サーバに登録されています。


・パスワード

受信サーバに、自分宛のメールがないかをチェックする際に必要なパスワードです。


・受信メールサーバ、POPサーバ、IMAPサーバ

受信サーバのアドレス(ドメイン名)です。受信メールサーバとアドレス、パスワードが正しく設定できれば、とりあえずメールの受信はできるようになるはずです。


・送信サーバ、SMTPサーバ

送信サーバのアドレス(ドメイン名)です。この設定が正しくできていればメールの送信ができるようになります。



まとめと次回

今回は、メールの仕組みについて簡単な解説をしました。今回の説明の中で挙げたメールの送信/受信サーバは、プロバイダが持っています。そのため、プロバイダと契約をするとメールアドレスがもらえ、利用できるようになります。

次回は、Webページの閲覧の仕組みを解説したいと思います。




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松田ITサポート室 室長

中小企業診断士・松田充敏
中小企業診断士
まつだ みつとし
松田 充敏

こんにちは。IT・Web技術者&中小企業診断士の松田です。神奈川(横浜)を中心に活動中です。

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